天井のリフォームの費用の目安を紹介します。天井は壁よりも面積が小さいため、費用は壁よりも安く出来ます。
今回は天井のクロスを張り替える場合と塗装をする場合、さらに天井を撤去して天井高さを高くするためにスケルトンにする場合を紹介します。


天井のリフォーム費用の目安は?
天井をリフォームする機会はあまり多くないと思います。天井にぶつかって壊れた、よく触るので汚れる、などといったことがない場所です。壁のリフォームと同時に天井もリフォームするのが一般的ですが、今まで部位ごとに紹介してきていますので、今回も天井だけ紹介します。
マンションの6帖洋室の壁を張り替える場合の例
- 3.64m×2.73mとします。(6帖)
- 部屋の面積:10㎡
- 天井:2.3m⇒2.65m(スケルトンの場合の増加する壁面は塗装仕上げとする)
【クロスをクロスに張り替える場合】

クロス自体の価格と施工費以外に
- 既存床撤去及び廃材処分費用
- 引き渡し清掃費
- 資材運搬費・諸経費
- 天井下地処理
- 脚立足場
が必要です。内壁の時や床の時と同様に、資材運搬費・諸経費は1~7の合計金額の10%になります。
せっかく天井のクロスを張り替えるなら、シンプルなクロスよりも木目などがおすすめです。今までと同じようなものを選ぶと、リフォーム前と後の印象があまり変わらないため、ちっとも嬉しくなりませんよ。
天井のリフォームを塗装で済ませる場合

表は天井のクロスのみを撤去して塗装する場合です。仮に天井のクロスを既存のまま残してクロスに直接塗装する場合は『既存撤去及び廃材処分費用』がいらなくなります。
また、塗装時の下地処理も不要とすればさらに安くなります。ただ既存のクロスに塗装するだけであれば、DIYにしたほうが良いかもしれませんね。
養生さえしっかりと行えば、天井以外に塗料が付くことはありません。10㎡なら半日もかかりません。
天井をスケルトンにする費用

スケルトンは費用がかかるリフォームですね。スケルトンにするということは、おしゃれに生活したいということでしょうから、照明もスポットライトに変更しています。
平面を見て下さい。

クローゼット側と洋室6帖右側の壁の下地は通常天井までしかありません。その状態で洋室6帖だけをスケルトンにする場合は、天井が高くなる箇所の壁の下地と石膏ボードの工事が必要になります。(現況確認によって状況は全く変わってくる可能性はあります。)
つまり余計にお金がかかるということです。
もともと、既存の天井高さまでの壁については全く触らずに、拡張する範囲を見切り縁で縁を切って余計な費用がかからないようにしています。それでも安くないんですね。なかなか6帖間だけをスケルトンにするということはないと思いますが、費用の目安にはなると思います。
40万円以上かけるメリットはあると思いますか?私はおすすめしません。
さいごに
部分的にリフォームをする場合は、新しくする部分と古い部分とが上手くなじまないことが起こります。出来れば天井と壁はセットで組み合わせを考えながら検討することをおすすめします。
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