モサモサ。モサモサ。
「またか~」
マンション住まいをしていると、毎年カビの発生に悩まされます。
我が家でも、毎年同じ場所にカビが発生して、そのたびに悪戦苦闘。
事前にわかっていたら…。
もし、引越し先がカビが発生しやすい部屋だったらどうでしょう?
- 風呂場の天井に赤いカビが。
- 下駄箱のクツが真っ白に。
- 和室の洋服にカビ…。
こんなことにならないためにも、引越し先を決める前に、事前にわかるカビの発生しやすい環境のチェック法をお教えしたいと思います。
カビの発生しやすい3つの立地とは?
我が家の経験上からわかったことですが、建物にはカビが発生しやすい立地が3つあります。
カビが発生しやす立地一つ目
まず一つ目は
周辺に林や広い公園がある。
我が家にも近くに、陸上競技場やテニスコート4面、1周2kmもあるジョギングコースや、広大な広場などを有した公園があります。
またその近くには、別に林もあります。
こういった場所は、日没後や日の出前には周辺が湿気を含んだ空気が漂っています。
市街地から、自宅周辺に帰ってくると湿気が含んだ空気に変わったことが明らかにわかるくらいです。
他の場所の空気は湿っていないのに、公園周辺は湿っているのです。
カビが発生しやす立地二つ目
二つ目は
周辺よりも敷地が低い場所に位置している
こういう場所は、先ほどのように湿気を含んだ空気が漂った場合に、最終的に貯まる可能性があります。
また、雨が降った日などは、敷地が低い場所に雨水が集まってくるので、どうしても地面に水分が含んだままになり、水はけが悪くなります。
カビが発生しやす立地三つ目
三つめは
周辺に背の高いマンションなどがある
マンションが高いと、その影のせいで日照時間が短くなります。
太陽の光が当たらないので、地面に含んだ水分が乾燥しにくい場所になります。
我が家は、一つ目と三つめが該当していますが、家の中にいると外の気温や天気がわからないくらい空気が違います。
ちょっと外に出て日の当たる場所に行くと、こんなにカラッとした天気だったんだ~という時があるくらいです。
三つ全てに該当してしまうと、最悪ですね。
この立地というのは、後で改善するということが出来ないことなので、本当に真剣にチェックしてもらいたい内容です。
事前にチェックする方法
ちょっと面倒ですが、引越したいエリアに、
- 朝・昼・夜
- 晴れ・曇り・雨
など条件を変えて訪れてみることです。
全ては無理だとしても、せめて違う条件で2回は足を運んでください。
これだけでも、いろんな情報が手に入ります。
例えば、
- 晴れているのに、なぜか湿った空気の場所。
- このエリアだけ霧がかかっている
など、とにかく湿度について注意深く周辺を観察します。
間取りでわかるカビの発生場所とは?
間取りについては、良く知っている人も多いと思います。
特に、風呂場と洗面所ですね。
マンションなどは、風呂場に窓が無いのが当たり前になっています。
すると、この風呂場に接した部屋や押入れが、カビやすくなります。
我が家では和室の押入れです。
また、各部屋の窓や扉を開けた状態での風の流れについても確認します。
一方の窓から、反対の窓まで一本の線で繋げていくと、風のおおよそのルートがわかります。
その時に風のルートから外れる部屋が要注意です。
窓を開けて換気をしても、空気が澱んだままになる場所なので、カビが生えやすくなります。
実際に、空気が流れない場所の洋服はカビやすいですね。
すると、ポイントになるのが
- 風呂に窓があるか?
- トイレに窓があるか?
- キッチンに窓があるか?
など、各部屋以外に窓がある場所はどこか?ということをチェックしましょう。部屋以外に窓があることで、空気が澱む場所が少なくなります。
窓際も重要!チェックするならココ
窓際も結露を起こしたカビが発生しやすい場所です。
この窓際でチェックする箇所は、窓の木枠があるかどうかです。
これは、サッシが取付られて、すぐに壁があるか、木の枠が一旦あって壁になるのかでその後のカビ対策が変わってきます。
木の枠があれば、その枠にニスやラッカーなどが塗ってあるために、カビは発生しにくくなります。
しかし、すぐに壁がある場合は、壁紙にカビが生えます。
さらに、窓の結露による水滴で、壁紙がはがれてくるとことにもつながります。
また、木枠のない作りは、コスト削減の住まいの典型です。
外観はそこそこ普通の作りでも、窓回りが木枠なしだと、他の場所についても、コスト削減仕様になっている可能性があります。
- 例えば、コンクリート壁に直接壁紙を貼っている場所があるとか…。
- 床も、コンクリートに直接15mmのフローリングを貼っているとか…。
あり得ますからね。気を付けて下さい。冬寒くて夏暑いとか最悪ですよ。
さいごに
引っ越した後は最低でも数年間はそこに住むはずですよね。
だったら、カビ対策は怠ってはいけません。
今回紹介したチェックをするだけでも、割と良い環境の住まいが見つかるはずです。
価格とか、職場や学校への行きやすさなどもありますが、家族の健康を第一に考えて見て下さい。
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